フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

いちばんいいと感じたのは

今大会もまったく失敗する気配がないというか、とにかく安心して見ていられた宮原知子選手の演技。うっとりと、まさにため息もの…という言い回しをしたのは何万人目かという感じですが、でも本当にうっとりするようなすばらしいフリーでした。
SPの選曲も、今後に必ず生きてくるであろうという、キャリアを考える上でもとてもよい選択だったと思うのですが、宮原さんにこれ以上ないというくらい合っているなーと感じられたのは、やはりフリーの方だったと思います。ていうか、今季の女子の中では、ベストの組み合わせだったのではないだろうか。

プログラムの構成もすごくよくて、つなぎの振り付けにせよ要素の配置にせよ、音楽をとても大切にしていると感じられる。ローリー・ニコルさんのいい面だけが出たというか。なんぞ悪い面あんのかい。
リンクの使い方にも偏りは見られなかったように思うし、伸びやかに、訴えたいことはスケートで表現している、という感じもたまらなく素敵で、僕は最終グループでいちばんいいプログラムを滑っていたのは、間違いなく宮原選手だと思っています。

そういう、フィギュアスケートで大事にされてほしいな、と自分が思う要素が最も入っていた作品、また演技に対する評価が…なのだけど。言いたいけど、言いません。いや、まあほとんど言ってるんすけど。はぁ。こっちのため息いらんっちゅうねん。
昨年より順位こそ落としたものの、その演技はあらためてすばらしかったと言いたいです。価値ある結果。来季の選曲も楽しみだ!
スポンサーサイト
[ 2016/04/04 21:19 ] 15/16シーズン | TB(0) | CM(-)

終わってみれば…

終わってみれば、こういうこともあるのだろうと思う。終わってみれば。でも、やはりこういう展開はまったく想像しなかった。記録更新云々は別に考えなかったのだけど、はっきり言って羽生選手が絶対勝つと思っていたので。
あらためて、「絶対」などないのだと学んだ世界選手権でした。しかしまた性懲りもなく、絶対って思っちゃう自分は容易に想像でき、あーって感じだ。終わってみれば、終わってみればなんだよなー。

フェルナンデス選手は、もうただただすばらしかったです。困難な状態にあったそうで、だからこそなのかどうなのか、それは本人にしかわからないことでしょうが、よく最後まで集中して滑り切ったなと。あと個人的には、SPのハビーよりフリーのハビーの方が断然好きなのだ。
実際はそうではないのだろうけど、3回転を跳ぶように4回転を跳ぶ(少なくともそう見える)フェルナンデス選手。彼はすごくトランジションの評価が高い選手ですが、そういったプログラム構成に割ける余地が他の選手より大きいのかな、その分表現の幅も広がるだろうし…なんてことをいつも思うわけですが、それが見当違いでもなんでもいいから、そのへんの解説がいつか聞けるといいな。

ボーヤンの3位はすごく立派だ。らしくない(ともはや感じてしまう)ところもあったかもしれませんが、らしく跳び続けた結果つかんだ見事な成績。4位のコリヤダ選手も、初めてでこの順位はすごいよな。僕の中ではちょっと不思議ジャンル(?)に分類されていて、そういう意味でも目が離せないよ。

パトリックのフリーは、すごくすごく残念でした。いちばん期待していたプログラムに演技だったので。ただ、同時に僕はとてもとても、彼に大いなる敬意を抱いています。よく戻ってきてくれたと思いますし、その意味は、意義は、この競技にとってとてつもなく大きいと感じる。今季もフィギュアスケートっていいなー、好きだなーと思えたのは、チャン選手がいたからです。できれば来季以降も、パトリックのスケートが僕は見たい。

宇野選手の涙は、なんだかとても新鮮に感じられてしまった。おかしな表現かもしれないけど、また揶揄するわけでは決してなくて。その後のインタビューなどからも感じることですが、彼は特別なハートの持ち主だと思います。それは文字どおり得難いもので、そこから開ける何事も、彼にとって、また他の人にとっても、よい結果をもたらすのではないか、そう思われてなりませんし、そう願わずにはいられません。
宇野選手にしか表現できないプログラムを、来シーズンもぜひ見たいと思っています。
[ 2016/04/03 00:13 ] 15/16シーズン | TB(0) | CM(-)

「羽生結弦の」世界選手権

強い。いろいろな意味で、本当に彼は強いなと、あらためて感じさせる演技でした。絶対王者の絶対条件(?)は「SPから強い」だと思うわけですが、それにやや苦しんだ感のあるシーズンから、今季は見事にぶっちぎること何度目かというぶっちぎりっぷり。
順位点がないという意で、制度上いくらでも逆転が可能だとしても、その試合が「誰のもの」なのか、みたいなところを広く知らしめるSPの効用は、実は結構デカいのではないか?と常日頃感じている身としては、ものすごく感慨深い一日だったのだ。何言ってるかようわからんかもですが。

余分な力が入っていない、その一方で力強さも兼ね備え、一級の技術要素がイコール一級の表現としても成立している妙。なにより、滑っている羽生選手がすごく自由で、すごく解き放たれていて、すごく楽しそうだった。今日はそれがいちばんだったのじゃないかな。
そう感じさせてくれたステップはレベルこそ「3」だったけれど、観戦する側からすれば、よりリンクしていると感じられるのはジャッジのGOEの方だと思うし、そちらは文句なしの満点だ。それもまた、なによりだと思うのだ。思うでしょ?

彼はいつも、僕には想像も及ばない何かと戦っている。そのように「戦える」こと、それ自体もまた強さの一つの表れだと思うし、そうして実際に「戦う」こと、そして得られるもの、その果実を手に、彼はどこまで強くなるのだろう。
フリーで再び、その強さが見られるか。楽しみにしたいと思います。羽生結弦…強い。
[ 2016/03/31 22:41 ] 15/16シーズン | TB(0) | CM(-)