フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

ハン・ヤン選手とミーシャ・ジー選手のフリー演技

中国の東莞で開催された「アジアン・トロフィー」から、男子フリーのハン・ヤン選手、ミーシャ・ジー選手の演技の感想を。

1 Han YAN CHN
131.12 (75.76/56.36/5.92 5.42 5.67 5.67 5.50/1.00)
→ h ttp://www.youtube.com/watch?v=qqMaG8IB4KM (感謝!)

3A -3.00
4T 1.00
3F+3T 0.70
3Lz 0.70
FSSp4 0.00
CiSt2 0.00
3F 0.70
3Lz+2T 0.47
3S 0.70
CCSp2 0.00
ChSt1 0.70
2A+2T+2Lo 0.17
CCoSp4 0.50

あいかわらずよく滑り、すばらしい流れ…のように見えます。3F+3Tからトランジションを入れながら短いサイドでルッツという一連の流れなどは、パトリック・チャン選手を彷彿とさせるような。ジャンプの着氷の仕方が似ているような気もするのですが、どうでしょうか?
それから、なんといっても4回転!ですね。あまりにスムーズに降りているので、「ほんまに4回転?」てな具合に思わず確認してしまいましたが、すごいなあ。
今大会はSPとフリー両方でトリプルアクセルも入れ、残念ながらクリーンな着氷とはいかなかったようですが、それほど悪い感触には見えなかった(素人目には。しつこいけど、言い過ぎるぐらいに言わないと)ので、4Tと3A搭載仕様となると、こりゃますます存在感が増しそう。楽しみですね。

ただ全体的に流れがよすぎるためか、わりと一定のリズムでスイスイいっちゃうように見えることがなきにしもあらずで、そのへんが難しいところなのかなと。もう少し流れの中にも緩急がほしいといいますか、そのあたりを意識した振り付けなり本人の意識があると、よりポテンシャルを生かせるような気もするんですよね。エラそうですけども。
体の使い方も悪くないし、技術的に優れているということは、それだけ表現の幅も広いのだと思うので。2年目のプログラムですから、難度の高い構成をこなしつつ、どこまで表現を高められるか、そこにも注目したいと思います。

スピンはFSSpに顕著なように、レベルを取るためにはどうしても…という他の選手にも共通する致し方ない部分があるため、ちょっと渋めの加点に。なので、レベル3構成の足換えのキャメルは、しっかりと押さえたいところです。

4 Misha GE UZB
105.59 (50.75/56.84/5.50 5.42 5.83 5.75 5.92/2.00)
→ h ttp://www.youtube.com/watch?v=OoFFDiqGTfQ

3A<< -1.50
3F+3T 0.00
3A<<+SEQ -1.00
3Lz+2T+2Lo 0.23
FSSp3 0.17
3F 0.23
3Lo 0.47
3S+2T *
2A 0.00
CCSp2 0.17
CiSt1 -0.50
CCoSp3 0.17
ChSt1 1.63

3Aの失敗、ステップの転倒など悔やまれる部分はあったものの、自分の魅力をよく理解し、それを生かす構成(昨シーズンと同じ、後半ステップ固め撃ち)、また滑りきる意志とパワー(能力という意味でも)はすばらしいなと。
全体的な質の部分やプログラム構成の難度などは、ハン・ヤン選手が上だと思うんです。しかし演技を終えたときの印象の強さには、決して負けないものがある。
前に滑ったハン・ヤン選手がベースにある得点かなとは思うのですが、PCSのスコアの出方は、かなり理想的な線(後半3項目が強い)を描けているのではないでしょうか。対するハン・ヤン選手は、スケーティングスキルの評価は高いものの、最後のインタープリテーションが落ちてしまうのがやはり課題かな。

一方ジュニア男子を制したのは、中国の金博洋選手。エキシビションの動画はこちら(h ttp://www.youtube.com/watch?v=aPO3ZjyOV_E)。うーむ、中国男子が一大勢力になる日も近い?それにしても、こういうプログラムを滑らせるようになったかーと思ってしまうのは…偏見だよな。いまやトータルパッケージで王道を目指す国…それも何か違うけど、中国勢の勃興は同じ四大陸民としてうれしい限りです。目指せ、シングル(も)大国!!
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[ 2011/08/27 21:45 ] 11/12終了した大会 | TB(0) | CM(0)

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若い女性がそれぞれの世界で頑張る姿を描いた連作集。落ち目のアイドルがかつての栄光を取り戻すべく一発逆転の大勝負に出る。果たして復活できるのか?(キャッチライト)、白バイ隊員になりたかったが背が伸びず断念した私だが、バイク乗りへの情熱は冷めてなかった(ペガサスの翼)など、面白い5編を収録」(出版社紹介文より)

僕は「久保寺健彦」ファンを自認していて、この程出版された短編集も素早く手に取ったわけですが、なんとその中の一編にフィギュアスケートのお話が!!その名も『銀盤がとけるほど』。久保寺さんがこのスポーツを題材に、一体どんな物語を書いたのか?とそれはもうわくわくして読み進めていったのですが…なぜに手を出した、久保寺健彦よ。

僕は決して中途半端な知識を鼻にかけ、スキあらばツッコんでやる!!という非常にゲスいイヤ~な読み方をしたつもりはない(…うん、やっぱりない!)のですが、冒頭からそりゃないよ!という展開のオンパレードで、まったく白紙の状態から手を付けたらこうなっちゃったという典型のような出来上がりにしばしあ然。あ然は大げさかもしれないけど。
まあフィクションなのだからいいっちゃいいのかもしれないけれど、あまりにリアリティがないとさすがに想像力まで縛られるというかなんというか。でも最大の問題は、ズバリ「面白くない」点。これが他の4編に比べると、もう抜群に面白くないのだ。うーん、フィギュアスケートって小説の題材として使うにはちと難しいのか、なんなんだろうこの感じ?

そんなフィギュアスケート小説の可能性?に思いを致さざるを得ないこの1編、興味のある方はぜひ。そこまで悪くはないのですが…。1冊の短編集としてはすごくいいと思うので、そこはご安心を。

著者:久保寺健彦 Takehiko Kubodera
出版社:双葉社
ISBN:978-4-575-23734-4
発行日:2011年7月22日

キャッチライト
銀盤がとけるほど
半地下の少女
ペガサスの翼
足して七年生
[ 2011/08/26 21:39 ] メディア関連 | TB(0) | CM(0)

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ワールド・フィギュアスケート」って、本屋によって雑誌コーナーにあったり(スポーツの)書籍コーナーにあったりで、結構探し回っちゃうことありません?…というWFSあるある(か?)から入ってみましたが、最新号が発売されました。ジュベール選手はじめ、やっぱインタビューがいちばんの楽しみかな。一応お見逃しなくということで。
[ 2011/08/26 21:29 ] 11/12終了した大会 | TB(0) | CM(0)