フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

ソチ五輪の日本代表が決定

ソチ・オリンピックのフィギュアスケート、日本代表選手が決定しました。

男子シングル
羽生結弦
町田樹
高橋大輔

女子シングル
鈴木明子
浅田真央
村上佳菜子

アイスダンス
キャシー・リード/クリス・リード

ペア(団体戦)】
高橋成美/木原龍一

追記:「3月に今回と同じさいたまスーパーアリーナて開かれる世界選手権の代表も、五輪と同じ顔ぶれに決まりました」(「毎日新聞ソチ冬季五輪取材班」のツイートより。原文をそのまま引用しています)
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[ 2013/12/23 21:42 ] 13/14終了した大会 | TB(0) | CM(0)

【全日本選手権】 あらためて、選考基準の再確認を

おさらいのおさらい、ですが。

オリンピック代表選手選考方法】(男女シングル)
全日本選手権終了時に、オリンピック参加有資格者の中から、以下の選考方法で決定し、フィギュア委員会へ推薦する。
① 1人目は全日本選手権優勝者を選考する。
② 2人目は、全日本2位、3位の選手とグランプリ・ファイナルの日本人表彰台最上位者の中から選考を行う。
③ 3人目は、②の選考から漏れた選手と、全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位3名、ISU シーズンベストスコアの日本人上位3名選手の中から選考を行う。

オリンピック参加有資格者とは
・オリンピックに参加できる年齢を満たしているもの
・全日本選手権時までにISU が定める当該年度のオリンピック出場のためのミニマムポイントを獲得しているもの
最終選考会である全日本選手権に参加しているもの
(日本スケート連盟「2013-2014シーズン 国際競技会派遣選手選考基準」より)

その構造を見ると、あくまで基本にある(起点になっている)のは、「最終選考会である全日本選手権」の成績であることがわかると思います。その上で、優勝者以外については、同大会の結果および明示された基準を踏まえた「総合的な判断」がなされると。大事なのは全日本、しかしそれのみで決めるわけではありませんよ、ということですね。
なぜそのようにするかといえば、種々様々に想定される事態、それに対応できるようにするためであり、まさに今度の高橋選手のようなケースが該当する一つ、といえるのではないでしょうか。

高橋選手が代表選考で「優位」に立っているといわれていた所以は、もし全日本で表彰台を逃したとしても、③の選考には問題なく残る、その基準を羽生選手の次に満たしており、かつその対象となる選手が限られていたからではなかったかと。もちろん、表彰台に上れば、さらにその強みは増していたわけですから。
しかし、その基準は選考に「残す」(対象とする)ためのもので、それで「②の選考から漏れた選手」と比較するためのものではないはず。「総合的な判断」においては、当然考慮されるポイントにはなると思いますが、高橋選手が世界ランク3位で小塚選手が17位だから、即ち高橋選手が選出される、という単純な話にはならない。
2人目は全日本2位、3位の選手の中から選ばれ(ファイナル最上位者の羽生選手は①で選出)、それは町田選手で間違いない。3人目はそこから漏れた小塚選手と、③で明示された基準を満たすただ一人の人物となった高橋選手、その2名の中から選考される。その構図が固まっただけで、そう決めたのもこれから選ぶのも、日本スケート連盟です。

最終選考会である全日本選手権で結果を残した小塚選手と、5位に終わったものの様々な指標、実績でリードする高橋選手と。今大会の結果、その内容、これまでの成績、国際的な評価、両選手の状態…等々を勘案し、委員会は相当悩むと思います。悩むほどその差は近い。少なくとも、僕はそう思う。でも、同情はしない。悩むのが彼らの仕事であり、いろんな情報にアクセスできるのも、また彼らだけなのだから。当たり前のことだけど。組織として、結果を残すために。そういう視点が一つになるのも、また当たり前のことではないかと思います。

「視点」か。一方で、全日本選手権の重み、その意義を考えれば。他方で、何のためにこの選考基準を設け、明示したのか、その意味を考えれば。視点を変えれば、見方が変わる。自然に思えるものも、そう思えなくなる。「悩むほどその差は近い」、しかし、はたしてどちらが上なのだろう?
どういう結果になるにせよ、どちらかが選ばれることの喜びよりも、どちらかが選ばれないことの悲しみの方が大きい。でも選ばれた選手には、胸を張ってソチに行ってもらいたい。だから、選考は臆することなく堂々と。その上で、選ばれた選手にも、選ばれなかった選手にも、言葉を尽くしてもらえたら。いわれるまでもなく、そうされることとは思うのですが。
[ 2013/12/23 14:29 ] 13/14終了した大会 | TB(0) | CM(2)

【全日本選手権】 小塚崇彦選手のフリー演技

新しい衣装、すごく似合っていました。色合いも(僕が思う)曲のイメージに合致したもので、手足もラインがすっきりしていて、小塚選手のスタイルのよさが引き立っていたと思います。その姿も、演技も、昨日は本当に美しかった。粗雑なところがまったくない(「まったく」です)、ジャンプのミスもその印象を引きずることのない、破綻のない「一つの作品」を演じ切ったと、僕はそう感じています。

あらためてその演技を見ると、腕の動きなど本当にきれいなんですね。その描く軌跡が空中に見えるといいますか。足元が描く軌道の美しさ、複雑さはいうまでもなく、総じていい空間を氷の上で形作っていたように思う。そうした端正で美しい彼の演技が評価される(のが)フィギュアスケートであってほしいと僕は思いますし、実際にそういう採点だったのかなと理解しているところです。

小塚選手の言葉どおり、一つ一つをきちんと丁寧に、やるべきことをやり、積み重ねるべきを積み重ね、苦しい道のりを経てたどり着いたいま、その持てる力を出し切った昨日のフリー。元々コリオシークエンスのあとにジャンプ2つを配する構成はあまり見られないもので(今季GPに出場した選手の中では、他にはバルデ選手ぐらいかなと)、しかも緊張しない方がおかしい場面(全日本の最終滑走)でしたから、ルッツの転倒はその消耗の激しさの表れだったのかもしれませんが、しかし惜しかったなー。でも、よくがんばった、よくここまでもってきたと心から思うよ。その努力を、過程を、それらが結実した演技を、僕は最大級の賛辞とともに称えたい。

この結果どうなるかは、繰り返しになりますがわかりません。ただ小塚選手もまた、この国の代表として送り出すにふさわしいと感じられる演技を、この全日本2日間を通じて見せたことは、間違いないと思います。
[ 2013/12/23 11:15 ] 13/14終了した大会 | TB(0) | CM(0)