フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

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あいかわらずな二人

さて、この記事を書き始める前に「前置き」とでもいいますか、そんなものをひとつ。

「じゃあ読むなよ!!」つーか「もう読むなよ!!」というツッコミ、前もってありがたく頂戴いたしたく存じます。

…なんのこっちゃ?説明します。「BIGLOBEニュース」の「フィギュアスケート特集」(http://figure-skating.at.webry.info/)にて、ライター・青嶋ひろのさんの手によるコラムが掲載されているのですが、それが(自分的には)またまたツッコミどころ満載だったもので、どうにもこうにもガマンできず…という例のお決まりのパターンです。さっそく、まずは軽く一発。

「橋大輔は、やっぱり橋大輔だった。ほんとうに彼が彼らしくある時、橋大輔はもう、他の誰とも違う、フィギュアスケーターでさえないような存在になってしまうのだ」
(『時代のカリスマ 橋大輔 SP1』より。アドレスは下段に掲載)

…高橋選手は一体何になっちゃったんですかね?変身してこれから地球でも救ってくれるのでしょうか?この文章を読むと、『豊の部屋』におけるトマシュ・ベルネル選手の言葉、(高橋選手を称して)"He is Figure Skating"をより一層噛みしめたくなります。

「そして何より、今日の演技を見た日本の後輩たちに。『どうだ?ここまで来てみろよ!』などとは、腰が低くて気持ちの優しい『大ちゃん』は、決して言わないだろう。でも彼の代わりに彼のスケートが、すべてを告げていた。追い掛ける日本の選手たちは、まざまざと知ったはずだ。自分たちは、あの演技を越えなければいけない。あそこまで、たどりつかなければならない。改めて思い知った彼らは、また一段鋭さを増した表情で、今朝の練習リンクに立ったはずだ」(『時代のカリスマ 橋大輔 SP2』より)

「他の選手も今度の高橋選手の演技に刺激を受けたはず」…といった内容のことをお書きになりたいのだと推測。それが師匠(誰のだよ)の手にかかるとこれだけの分量になるわけですが、同じ(かどうかはわからんが)長文癖を持つ身としては、「人の振り見て我が振り直せ」ということわざの意味を、いまこそ胸に刻みたいところ。

しかしなんかモヤモヤするな。モヤモヤしませんか?オレだけかな。そこまで書かなきゃダメか?そこまで書かなきゃアンタの言いたいことは伝わらんのか?みたいな。
いやわからなくはないんですよ。でもわからないんですよ。もっというと、わかりたくないんですよ。彼女の文章はいっつもそんな感じなんだよな。何か大事なものが置き去りというか、一人の選手を称える一方で、この競技そのものや他の選手に対する敬意が希薄というか。で、結局それ称えることになってるの?という…。
「フィギュアスケーターでさえないような存在」とかも、まあこういうことを書きたいんだろうな…というのはわかりますよ。でもそれを見ると、「この人ホントにフィギュアスケートのことわかってんのかな?」とか、「ホントに好きなのかな?」とか、ついつい思ってしまう。それ自体、彼女に対する僕の「上から目線」といわれればそうかもしれないけど…。

「これこそが、浅田真央のスケート!そんな気持ちで彼女の演技を見られたのは、いつ以来だろうか?」
「何よりもお客さんたちを喜ばせたのは、『真央ちゃんのスケート』が、つまり『真央ちゃんそのもの』が、氷の上に戻ってきたことだ」
「久しぶりに思いだしたこの高揚感は、『真央ちゃんを見る喜び』。私たちも思いだしたし、きっと浅田真央自身も思いだしたはずだ」
「真央ちゃん、戻ってきてくれてありがとう。そんな思いが、あふれそうになってしまう」
(いずれも、『ヒロインの帰還 浅田真央 フリー1』より)

まず、よほど久しぶりだったんだろうな…というのは、それはもうひしひしと。「お客さんたち」が実際にどう感じていたかはいざ知らず、また「私たち」にはオレも入ってるの?ということもいざ知らず、とりあえずムカつく。えっ、そのレベル?といわれそうだけど、やっぱりムカつく。僕は彼女が浅田選手について書いたものは、ほとんど目を通していますが(だからホントは好きなんじゃ…)、だからこそムカつく
それはなぜかといえば、少なくともこれまで彼女が書いた(僕が読んだ)ものからは、ここ数シーズンの浅田選手が歩んだ道のりに対する敬意が感じられない(ように僕には読める)からです。ここでもやはり、キーワードは「敬意」だと思う。

じゃあその彼女が「戻ってきた」と書く浅田真央は、一体どこから戻ってきたのだろう?いろんな過程をすっ飛ばして、いきなりどこかから戻ってきたのだろうか?

いや、青嶋さんが本当に浅田選手に対して敬意を抱いていないとか、好きじゃないとか、そんなことはないのはわかってますよ。でも彼女が書く文章は、常に言葉が足りない。
それでいていつも(じゃないけどね、そりゃ)結びの言葉は、「~だろう」とか「~のはずだ」とか、一体そこから何を読み取れと?というものばかり。詰まるところは文章力、それからライターとしてのスタンスだと思うんですよ、たぶん。その一端が垣間見られるのが、以下のような文章。

「『僕、この人の滑る前がいちばんわくわくするんですよね』 会場の一番高いところにあるプレスシートでそうつぶやいたのは、いつも厳しい筆致でフィギュアスケートを書く男性記者。でもそれは、ほんとうにこのアリーナの雰囲気をそのまま代弁している言葉だった」(『時代のカリスマ 橋大輔 SP1』より)
「口さがない日本の記者などは、『彼女ももう、これまで』などという言葉を吐きもした」
(『ヒロインの帰還 浅田真央 フリー2』)

何かといえば、彼女は本当に他の「誰か」に語らせることが多いんですね。そういう手法というかテクニックというか、それがあるのはわかる。でもその使い方が露骨といえばいいのかな?ヘタ…なんですかね。なんというか、ズバリ嫌らしいんですよ。
いろんなことを「わかっている」自分との対比として登場させたり、キツイ言葉はアナタに任せます…みたいな。「お客さんたち」や「私たち」なんかも、いってみれば「皆も私と同じでしょ?」ということだし。いや、繰り返しになりますが、そう読めちゃう拙さの問題だと思うんです。

そんなライターさんが、今シーズンもどうやらいろんな言葉を垂れ流す…失礼、発信されるようで、それだけ需要があるってことなのかな。でも、それでいいのか?そしてそれにぶーぶー文句垂れるあいかわらずなオレも、それでいいのか?
うーん、なんだかとっても救いがないぞ。誰か助けて!

時代のカリスマ 橋大輔 SP1
(http://figure-skating.at.webry.info/201111/article_8.html)
時代のカリスマ 橋大輔 SP2
(http://figure-skating.at.webry.info/201111/article_9.html)
ヒロインの帰還 浅田真央 フリー1
(http://figure-skating.at.webry.info/201111/article_10.html)
ヒロインの帰還 浅田真央 フリー2
(http://figure-skating.at.webry.info/201111/article_11.html)
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[ 2011/11/15 23:22 ] メディア関連 | TB(0) | CM(2)
同感
初めまして。通りすがりに読みました。
仰る通り、対象に対するリスペクトがない文章は、押しつけがましさやいやらしさが滲みます。
褒め言葉を並べてもこころが感じられないと、読み手にもやもやが残ります。こころが感じらえないのは、ご指摘のように青嶋さんが他者の視点や言葉に逃げて、肝心の主張を他者に丸投げしてしまうからなのでしょうね。結局、あなたは何を見ていたの何を言いたいの?と問いただしたくなるから、プロの書き手としては三流にみえてくるのでしょうね。
[ 2011/12/26 17:49 ] [ 編集 ]
はじめまして!
まさきつねさん、こんばんは。

> 仰る通り、対象に対するリスペクトがない文章は、押しつけがましさやいやらしさが滲みます。

そうですね。記事に書いたとおり、その文章から選手なりこの競技に対する敬意が感じられないのは、本当に残念だなと。僕ももっとフラットな気持ちで読まないと…とは思うのですが、どうにもこうにも込み上げるものが先に立ってしまうのは否めず。でも気をつけなきゃとはあらためて。コメントありがとうございました!

タロウ
[ 2011/12/26 20:35 ] [ 編集 ]
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