フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

【国別対抗戦】 ジェレミー・アボット選手の演技を振り返る

まずはSPから。SPは世界選手権の悪夢を振り払うような、すばらしい演技でしたね!プログラムの魅力をかなりよいかたちで伝えられた、本当にいいパフォーマンスだったと思います。スコアも87点弱と、シーズンベストを更新する内容。これはアボット選手のパーソナルベストでもあるわけですが、結論からいえば、これぐらいの点数は出るかと。

総得点
79.32 (中国杯)
83.54 (ロステレコム杯)
82.66 (GPファイナル)
74.85 (世界選手権)
86.98 (国別対抗戦)

技術点
40.39 (中国杯)
42.04 (ロステレコム杯)
40.33 (GPファイナル)
34.64 (世界選手権)
44.09 (国別対抗戦)

ジャンプ
25.33 (23.90+1.53-0.10) (中国杯)
27.17 (23.90+3.27-0.00) (ロステレコム杯)
25.06 (23.90+2.56-1.40) (GPファイナル)
18.86 (20.00+1.86-3.00) (世界選手権)
26.7723.90+2.87-0.00) (国別対抗戦)

スピン
10.83 (8.90+1.93-0.00) (中国杯)
10.50 (8.50+2.00-0.00) (ロステレコム杯)
10.97 (8.90+2.07-0.00) (GPファイナル)
10.48 (8.20+2.28-0.00) (世界選手権)
11.829.40+2.42-0.00) (国別対抗戦)

ステップ
4.23 (3.30+0.93) (中国杯)
4.37 (3.30+1.07) (ロステレコム杯)
4.30 (3.30+1.00) (GPファイナル)
5.30 (3.90+1.40) (世界選手権)
5.503.90+1.60) (国別対抗戦)

演技構成点
38.93 (7.71 7.68 7.68 7.82 8.04) (中国杯)
41.50 (8.11 8.11 8.39 8.46 8.43) (ロステレコム杯)
42.33 (8.36 8.07 8.61 8.50 8.79) (GPファイナル)
41.21 (8.21 8.18 8.18 8.18 8.46) (世界選手権)
42.898.39 8.43 8.54 8.71 8.82) (国別対抗戦)

減点
0.00 (中国杯)
0.00 (ロステレコム杯)
0.00 (GPファイナル)
1.00 (世界選手権)
0.00 (国別対抗戦)

コンビネーションジャンプ
9.40 0.10 3F+3T
9.40 0.80 3F+3T
5.30 -1.4 3F (単独ジャンプに)
9.40 -2.1 3F+3T
9.40 0.30 3F+3T

アクセルジャンプ
8.50 1.43 3A
8.50 1.57 3A
8.50 1.86 3A
8.50 1.86 3A
8.50 1.57 3A

足換えの単一姿勢のスピン
3.00 0.79 CSSp4
2.60 0.71 CSSp3
3.00 0.86 CSSp4
3.00 0.64 CSSp4
3.00 0.64 CSSp4

ステップからの単独ジャンプ
6.00 -0.1 3Lz
6.00 0.90 3Lz
10.1 0.70 3Lz+3T (リカバリーでコンボに)
2.10 -0.9 2Lz
6.00 1.00 3Lz

フライングスピン
2.90 0.21 FUSp4
2.40 0.36 FUSp4
2.90 0.21 FUSp4
1.70 0.57 FUSp1
2.90 0.64 FUSp4

ストレートラインステップ
3.30 0.93 SlSt3
3.30 1.07 SlSt3
3.30 1.00 SlSt3
3.90 1.40 SlSt4
3.90 1.60 SlSt4

足換えのコンビネーションスピン
3.00 0.93 CCoSp3
3.50 0.93 CCoSp4
3.00 1.00 CCoSp3
3.50 1.07 CCoSp4
3.50 1.14 CCoSp4

ねっ?…って、ごちゃごちゃしすぎてようわからんか。まあ手短にいうと、今季はじめてスピンでレベル4を3つそろえたこと、その中でも加点が得にくい「フライングアップライトスピン」を比較的上手くこなしたこと、ステップで世界選手権に続きレベル4を獲得したこと(加点幅も拡大)、それらの内容に加え、今シーズン一段評価が上がったのかな?と感じられるコンポーネンツが加われば、これぐらいは出るんですね。コンボのセカンドジャンプの着氷がやや危なかった分は、きっちり(というのも変ですが)反映されていますから、そこがクリアであれば、87点台にも乗せられたかなといった感じです。

今季SPのトリプルアクセルは、すべてクリーンに入ったのか。チャレンジ杯こそアレでしたけども…。フリーの一本目とは異なり、今シーズンのSPは入り方をシンプルにしたんですね。まあ元々SPのアクセルは、確率的にはそれほど悪くはなかったと思うのですが、より確実に…という意味はあったかもしれませんし、それが結果にも結びついたといえなくもないかなと思います。

ただ、今季は最初のコンビネーションジャンプがやや鬼門になりましたかね。といっても、ファイナルではパニくりながらも(キスアンドクライで話してましたよね)リカバリーは入りましたし、今回もこらえたわけですが。ちょっと世界選手権の失敗が頭をよぎったのかもしれません。チャレンジ杯でトライした4回転の投入については、うーん、現時点ではやはりなかなか難しいといわざるを得ないか。3-3も失敗することがあるのに…という意味ではないのですが。しかし、いつでもどこでもクリーンにまとめる(それも難しいというか、それこそが難しいというか…)というのが、トップ選手としてまず求められることではあるのかなあ。

そのトップ選手として…という点に関しては、今度のフリーもちょっとというか、かなり厳しい内容だったといえるか。「いつもの」アボット選手だったねといわれても、悲しいかな反論できないといいますか…。
SPはPBだったという話をしましたが、フリーはいまだに優勝したファイナル(2008/09)の159.46点が記録として残っているんですね。さすがにこれは寂しいかなと。
うーん、身も蓋もない言い方だけど、どうしたら全米のような演技、それに近い演技が見られるのか。いや、あれほどの演技がそうは見られないものであるのは理解していますし、誰にとっても難しいことだとは思うんです、常に高い水準の演技を披露し続けるというのは。でも、トップ選手として求められる一線は、やはりあるのではないかと。その一線をアボット選手がどれほど越えられているかといわれると…。

国別はなかなか難しい試合ではあるし、そのあとに一線がどうのこうのというのもどうかなとも思ったのですが、その一方で、そういう試合でも…とも思っちゃうんだよな。あくまで僕がというところもあるのですが、求めたいラインみたいなものは、やはりあるのかなと。
勝手な話かなとも思いますし、それでもすばらしいところはすばらしかったよなとも思うのですが。
なんだかグチグチしたイヤな感じになってしまいましたが、ついいつも「そんな考えてもしようのないことを…」てなことを考えてしまいます。イカンですね。
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[ 2012/04/22 16:24 ] 11/12終了した大会 | TB(0) | CM(2)
アボット選手のフリー
こんばんは。
今シーズンの試合はこれで全て終了ですね。

おっしゃるとおり,
ショートプログラムの内容(特にスピン)がかなり良かったので,フリーを期待したところではあったのですが,ジャンプに関しては,やっぱりそうか・・・という感じ(ファン失格?・・(笑))は否めませんでしたね。

でも,実は今回は久しぶりに会場に行って,アボット選手の演技を観てきたんです。・・・ジャンプはあれでしたが,滑り自体はかなり綺麗でした・・・というか本当に美しかったです。今期のフリーを生で観たのは初めてだったのですが,やっぱりジェレミーは,滑りと所作の美しい上手な選手なんだ・・と当たり前のことを当たり前に思って帰ってきました。私にとっては,あの会場でいちばん上手な選手はやっぱりアボット選手でした(もちろんひいき目ですが・・・(笑)。

というわけで,いろいろありますが,彼が滑ることをやめない限り,やっぱり私はこれからも応援し続けると思います。
それだけ魅力のある選手ですよね・・・・?
[ 2012/04/22 20:42 ] [ 編集 ]
こんばんは!
しゅうこさん、こんばんは。

> でも,実は今回は久しぶりに会場に行って,アボット選手の演技を観てきたんです。・・・ジャンプはあれでしたが,滑り自体はかなり綺麗でした・・・というか本当に美しかったです。

そうでしたか!それは羨ましい限りです。テレビでもあれだけ美しく見えるのだから、生ではさぞ…と思います。

> それだけ魅力のある選手ですよね・・・・?

もちろんです!そこは何があっても揺るぎません!!

タロウ
[ 2012/04/22 21:04 ] [ 編集 ]
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