フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

【中国杯】 高橋大輔選手のフリー演技

「演技は本当に最悪だった」
(http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20121103-1042020.html/共同配信)

日頃高橋選手は自分に厳しい評価をすることが多いので、その言葉をなかなか額面通りには受け取れない、ということも少なくないのですが、昨日の演技に関しては、素直に…というのも変だけど、そのとおりだったのかなと僕は感じました。なんといいますか、近年稀に見る悪い内容だったなと。
とにかく、振り返ればいろんなマイナス要素があったフリーだと思うのですが、なによりジャパンオープンで感じた、テレビを通しても伝わってくるあの(『道化師』のプログラムで発せられる)オーラが、昨日はまったくといってよいほど消え失せていたように感じたんですね。

その演技には本当にびっくりしてしまいましたが、本人は「10月のジャパンオープン後、米国で2週間練習。帰国後、調子が上がらなかったという。一方、こうも話す。『スケートアメリカとスケートカナダの内容とレベルを見て、動揺したかもしれない』」
(http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date2&k=2012110300304/時事通信)
うーん、その言葉をそれこそ額面通りに受け取ってよいのか、しかし否定する理由もまったくないわけで。いずれにせよ、わからないものはわからないのだから、そんなわからないことをウダウダ考えるよりは、「普通なら2位にもならなかった。チャンスを与えられたので、つぶさないようにしたい」というNHK杯に向けた言葉をそのとおり受け止めようと。

今大会の男子フリーは、全体としてやや低調だった(もちろんいい演技をした選手もいましたよ)とはいえ、スピンとステップ、またコリオシークエンスやGOEの加点(トータル)では、高橋選手がトップのスコア。高いコンポーネンツやSPの貯金等々もありますが、それら諸々を含めて、その結果には理由があるわけです。悪いものは悪い、でも悪いばかりではなかったよね、と。
そうした(まさに)勝手なイイトコ取り、それ(だけ)を咀嚼して、次への英気を養おう!それこそファンが、つーかオレが生きる道だ!!繰り返しになりますが、いろいろ考えてもぶっちゃけわからないものはわからないんすよ。じゃあ、その視線を向けるべきところは次ですよ、次。なんたる勝手、なんたるご都合主義。もうなんとでもいってくれ。

だから、僕はもうさっそくNHK杯を楽しみにしています。男子のエントリーは以下のとおり。

1 Kevin REYNOLDS CAN
2 Andrei ROGOZINE CAN
3 羽生結弦 JPN
4 村上大介 JPN
5 高橋大輔 JPN
6 Sergei VORONOV RUS
7 Javier FERNANDEZ ESP
8 Richard DORNBUSH USA
9 Ross MINER USA
10 Adam RIPPON USA

これ(この面子)が楽しみにせずにいられようか。僕は鼻血も禁じ得ない(?)っす。つーか来週のロシアも鼻血出そうやし。

今季のGPもはや折り返し地点。でも、まだまだ目一杯楽しみまくりましょう!!
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[ 2012/11/04 15:53 ] 12/13終了した大会 | TB(0) | CM(4)
お久しぶりです.
JOの道化師を生で見て鳥肌ものだった私にも,昨日のフリーの演技は全く別人に見えました.本人がプログラムに入り込んでない感じが伝わってきてしまって,見ているこっちも全然入り込めませんでした.
演技後のインタビューも見ているのが辛かった.
NHK杯の出場メンバーを見るとかなり厳しい試合になりそうですが,これまでにも高橋選手は崖っぷちから底力を発揮してきた人(?!)ですから,信じて応援したいと思います!
宮城セキスイハイムスーパーアリーナは観戦組には過酷な環境(笑)で,チケット取るのには相当覚悟がいりましたが,こうなったら私も腹をくくって(私がくくってもしょうがないのですが..)応援してくるつもりです(笑)
[ 2012/11/04 21:20 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
織姫さん、こんばんは。

> NHK杯の出場メンバーを見るとかなり厳しい試合になりそうですが,これまでにも高橋選手は崖っぷちから底力を発揮してきた人(?!)ですから,信じて応援したいと思います!

おっしゃるとおり、かなりの激戦になりそうですね。でもこれはどの選手にもいえることですが、そこを乗り越えないと…という部分は少なからずあるかなあ。ですから、高橋選手にもぜひがんばってほしいと思います。

タロウ
[ 2012/11/04 21:57 ] [ 編集 ]
中国杯 現地にて
タロウさん、ご無沙汰しております、あおいです!

実は中国杯、現地観戦して参りました。
戻ったばかりなので、取り急ぎのレポートのみ
書きこませていただきます。


高橋選手、ショートは4回転は不調だったものの、
動きはキレがありました。

私は海外試合ではいつも望遠レンズで撮影をしているのですが、
高橋選手の場合、演技開始まえの何気ない滑りまで、
どのショットも、ピタッとサマになった画が取れるのですが、
今回のフリーは違いました。

いつもと違って、レンズをのぞいていても、
「あれ? 体の全体に力が入っていない…」と感じ、
撮っても撮っても、いつものようにピタッと決まったショットが
撮れないのです。
その時点で、「これは今日は……」と思ったので、
その後の崩れは「やはり」という感じでした。

なんというか、体に力が入っていない、
まるで風邪を引いていたり、疲労困憊していたりしている
状態の身体にしか見えず。

ご本人のコメントには、体調不良というお話はなかった
のかもしれませんが、明らかに動きのひとつひとつを
決めることが困難な状況のなかで臨んだ試合のように思えました。

そして、選手にとって、心身の状況によって、
ここまで動きのひとつひとつに違いが現れるだなぁと、
改めて実感した次第です。

それから、現地で驚いたナン・ソン選手の衝突ですが、
倒れたあと、リッポン選手が助け上げようとしても、
意識が薄れているように、氷に倒れ込んでしまい、
そのまま1分ぐらい、まったく身動きがなくて、
会場は騒然としていました。

倒れ込んでいたナン・ソン選手の周りで他の選手は、
みな、動揺を抑えて練習を続けていたのですが、
一度、ヴォロノフ選手だけが見かねたように
ナン・ソン選手の様子をうかがい、手を差し伸べに
行ったのですが(ヴォロノフ選手のその優しさに
うるっとしてしまいました……)、
倒れているナン・ソン選手はまったく無反応。
そうとう苦しかったか、意識がハッキリしていない
ように見えました。

ようやく練習中断のアナウンスがあり、
係員の人が、ナン・ソン選手のともに駆けつけ、
両側から抱きかかえて、リンクから下ろしたのですが、
足も動かず、完全に引きずられるような形で、
脳しんとうを起こして意識がないかのように
その場では見えました。

この状況で、選手のみなさん、本当に大変だったと思いますが、
ヴォロノフ選手も町田選手も、会場の空気を変える演技を
してくれて、素晴らしかったです。

すみません、帰国直後なので、まとまりのないご報告ですが、
テレビでは伝わっていなかった部分のみ
とりいそぎ、タロウさんにはご報告をしたくて。

タロウさんのブログにいらしている方々に
各選手のファンもいらっしゃることと思います。

リッポン選手を含め、みな、このアクシデントに
それぞれ、しっかり対応されていた様子が少しでも伝われば
幸いです。

長々と失礼しました!
[ 2012/11/06 00:37 ] [ 編集 ]
Re: 中国杯 現地にて
あおいさん、お久しぶりです!またまた素敵なレポート、本当にありがとうございます!

> いつもと違って、レンズをのぞいていても、
> 「あれ? 体の全体に力が入っていない…」と感じ、
> 撮っても撮っても、いつものようにピタッと決まったショットが
> 撮れないのです。
> その時点で、「これは今日は……」と思ったので、
> その後の崩れは「やはり」という感じでした。

なるほど。それは説得力のあるお話だなと思いますし、同時に興味深いなとも思います。

> ご本人のコメントには、体調不良というお話はなかった
> のかもしれませんが、明らかに動きのひとつひとつを
> 決めることが困難な状況のなかで臨んだ試合のように思えました。

そうですかー。何かがあったのかもしれないですよね。大事でなければよいのですが。

> 一度、ヴォロノフ選手だけが見かねたように
> ナン・ソン選手の様子をうかがい、手を差し伸べに
> 行ったのですが(ヴォロノフ選手のその優しさに
> うるっとしてしまいました……)、
> 倒れているナン・ソン選手はまったく無反応。
> そうとう苦しかったか、意識がハッキリしていない
> ように見えました。

そっかー、手を差し伸べに行ったのか。ええ話や…。それにしても、ナン・ソン選手は早く回復されるといいですね。

> この状況で、選手のみなさん、本当に大変だったと思いますが、
> ヴォロノフ選手も町田選手も、会場の空気を変える演技を
> してくれて、素晴らしかったです。

観客の皆さんも、普段とは違う雰囲気の中で観戦されていたことと思います。いろんな意味で、いい演技だったんだなー。

> すみません、帰国直後なので、まとまりのないご報告ですが、
> テレビでは伝わっていなかった部分のみ
> とりいそぎ、タロウさんにはご報告をしたくて。
>
> タロウさんのブログにいらしている方々に
> 各選手のファンもいらっしゃることと思います。
>
> リッポン選手を含め、みな、このアクシデントに
> それぞれ、しっかり対応されていた様子が少しでも伝われば
> 幸いです。
>
> 長々と失礼しました!

いえいえ!あおいさんにはいつもお世話になってばかりですね。テレビでは感じることのできない空気だったり感覚だったり、またそれを伝えてくださる言葉がなんともいえず「いいなー」としみじみ感じられるものなので、余計にありがたく思っています。

なんというか、選手が演技をしている時間、それだけが競技会のすべてじゃないんですよね。当然といえば当然のことなのだけど、それがテレビではわからないし、想像することができない部分なわけで。繰り返しになりますが、今回もまたその貴重なご経験をおすそ分けいただき、本当にありがとうございました。しかと受け取りましたよ!選手の皆さんに対する敬意が、あらためてわいてきました。やっぱいいなー、フィギュアスケートは!

タロウ
[ 2012/11/06 21:24 ] [ 編集 ]
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