フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

「レベルB」に惑わされるな!

エリック・ボンパール杯の男子フリー、トマシュ・ベルネル選手の演技で、今シーズンのシニアGP(男子)初となる「レベルB」判定のスピンが。
レベルBとは、今季から新たに設定されたレベル区分のことで、Bは"Basic Level"のB。その要素にレベルを上げるための特徴が一つもない(と見なされた)場合適用されると。特徴が一つある「レベル1」との差別化を図ろうというわけですよね、おそらく。わからんけど。

今回その判定となったベルネル選手のスピンコンビネーションは、「ジャンプによって行われる足換え」という特徴の実施が見られましたが(あと、キャメルのバリエーションもやりたいっぽい?)、ちょっとそれが不十分でしたかね。
それにしても、実施したレベルの特徴が1つだけってどうなん?とは思いますが、彼は今大会、スケートアメリカからスピンの構成を変えているんですね。それにまだ慣れていないのか、あるいは少し混乱してしまったのか。3つのスピンはSPとフリー共通で組んでいるはずなのですが、それともまた違う実施になっていたので。

ただそれはいまに始まったことではなく、ここ最近のベルネル選手は、スピンへの対応がやや後手に回っているというか、試行錯誤が続いているかな…といった印象はあるでしょうか。近年、特にルールが厳しくなっていますし、そこにコンディションの不良等が重なり、少々キツイ場面も見られるのかなと。元々あまり得意でない…ということもあるかもしれないけどさ。
たしかに、いまのトマシュは苦しい状況にありますよね。スピンのレベルにもその一端が表れている、それは間違いないのだと思います。しかし、彼もあわせるところはきっちりあわせてくるんですよ。今回も、SPと同構成の最後のCSSpは、レベル2から4に修正してきましたから。それだけ確実に実施をこなしたと。

レベルの弊害にはいろいろあると思うのですが(そして今季はそれがより強く表れている、と個人的には思う)、ひとつは見る側にもそれがあると思うんですね。レベル1が1つでもあると、「どうしちゃったの?!」みたいな。ハイ、僕のことですね(笑)。
でもスピンでいえば、0.5回転足りないだけでも、レベル4からレベル1にドカンと落ちることはありますから。また選手が何をやったかではなく、パネルがそれをどう見なしたか、という側面も多分にあるわけで。だからこそ、どの試合でもきちんと認めてもらえる実施、それが選手には求められるのですが。

レベルBは、またそれとは意味合いが異なるとはいえ、あまりそれに振り回されるべきでない、という意味では、他のレベルと共通する部分があるのではないかと。ですから、自戒を込めて…ですが、「レベルBに惑わされるな!」と声に出して言ってみることに。…ただまあ、そう頻繁に見られるものでもないと思われるので、「おおーっ」ぐらいはいいんじゃないですかね。おおーっ。でもその背景には、いろんな事情があるってことで。

しかしそうはいっても、トマシュ大丈夫かいな?エキシビションを見る限りは、すこぶる大丈夫っぽいけど(笑)。ジャッジの評価も、相場が高騰している中で見ると、下がっているように見えちゃいますが、まだまだ踏ん張っているんじゃないかな?というか、ジャッジはいい点を出したくてウズウズしているはずなんです、きっと。
だから、そのへんは心配いらないと思います。いまは特に、そのときの演技次第できちんと評価してくれますから。例外もありますけども。

つーか、世界中のファンが待ってるよ、トマシュ!じっくりゆっくりでいいから…とかいうのは無責任かもしれませんが、いや、元々責任なんか負っちゃいないわけですが、とにかく、一段ずつでも目に見えるかたちで「いい感じに上がってきたね!」といえるといいなあ。やっぱ、彼がいるべき場所にいてくれないと、面白くないですよ。
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[ 2012/11/21 22:35 ] 12/13終了した大会 | TB(0) | CM(0)
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