フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

【世界選手権】 荒れに荒れまくった?男子フリー

SP同様、一人生感覚(情報シャットアウト)で男子フリー地上波中継を観戦。それにしても、荒れたなー。冷静に振り返ってみれば、(放送された選手の中で)いい演技の選手も多かったのだけど、如何せん最終グループでくらったパンチがすごすぎて、なんか疲れちゃった。

結果はご存じのとおり。本音をいえば、デニス・テン選手がフリップも決めて、勝ってほしかった。しかし、勝つべきだったとまではいえないだろうと。SPの点差もありますし、PCSについても、テン選手は最大限評価されていると思うので。パトリック・チャン選手の89点は、正直高いと感じます。ただ、これがひっくり返ると、それこそよくわからないことになるような。後々相対的に見ると、落ち着くところに落ち着いているようには見えるんですね。

でも、そうした作業を要するということ、僕のような素人にとって、瞬時に理解するのが難しい点は間違いない。最終的に収まるところに収まっていると感じるのであれば、何を(文句を)言うことがあるのか?ってな感じですが、そのときの瞬間的な「うーむ…」という積み重ねは、結構疲れるんですよ。勝手な言い分だなー。
しかし、この世界選手権を見ても、はたして「5項目」に細分化されている意味があるのか、それが十分に機能しているといえるのか、というのは感じます。トランジショントランジションいうわりには、それほど影響ねーだろ、とか。素人が生意気ですか?

でもまあ、コンポーネンツだけで勝負が決まるわけではありませんから。テクニカルについても、また振り返っていきたいなと思います。いつになるかは…ですが。以下、各選手の演技の感想を。

13 羽生結弦
泣きました。これ、マジです。満身創痍の中、本当によくがんばった。最後まで滑りきった。ベストからは程遠い内容だったことはわかっています。でも、そういうのはまた別なんすよ。それも乱暴な話だけど、やっぱ別なんすよ。心の琴線に触れる演技というものは。やはり、彼は僕にとって特別な選手です。それがあらためてよくわかりました。できればゆっくり休んで、英気を養ってほしいと思います。

15 ハビエル・フェルナンデス
彼もまた、SPとフリーを通じて力を(100パーセント)出しきれなかったのは残念ですが、それでも最終的に表彰台にたどり着いたのは、本当によかったなと。フリーは彼のベストプログラムだと思いますし、表現的にも、また評価されるポイントをきちんと押さえた構成になっている点についても、非常に優れた作品といえるのではないでしょうか。世界選手権初のメダル、本当におめでとう。

17 マックス・アーロン
たしかに、彼には特に狭く感じられるリンクだったかもしれない。でも、北米の試合はそういうものだし、彼北米の選手だし。フェンスギリギリをかっとばすスケーティングは、今日も気持ちよかったです。途中滑って跳んでになっちゃっているのだけど、そういうプログラムなんだ、それが魅力なんだと素直に感じられる。これもまた、フィギュアスケートなんですよ。7位入賞は、実に立派な成績だと思います。

18 無良崇人
4回転こそ惜しかったけれど、その他のジャンプはお見事。しっかり課題をクリアした演技、と評価されるように思いますし、男子フィギュアスケートの魅力が存分に感じられる貴重な存在だとあらためて。ただ、個人的には競技用のプログラムより、エキシビションのプログラムの方が印象が強いし、好きなんだよなー。そのあたりで、思うところは少しあるだろうか。あくまで好みの問題だとは思うのだけど。

19 高橋大輔
率直に言って、とても厳しい内容だったと思います。「調整ミス」という言葉が、思わず頭に浮かんだことはたしか。やはり、ジャンプがああいうかたちになってしまうと、優勝争いに絡むのは難しい。しかしこの経験も、彼ならかならず生かしてくれると信じたい。どこかでゆっくり休めるとよいのだけど、なかなかそうもいかないのだろうな。

20 ミハル・ブレジナ
非常に残念な出来になってしまいました。スタミナに関して、まだ100パーセントではないと思うんですね。その中で、4回転サルコウの転倒2回というのは、かなり厳しかったのではないかと。それでもアクセルのミスを挽回しようとする男気は、さすがだと思います。でも、SPでも感じた存在感の薄さは、ちょっと気になるところ。

21 パトリック・チャン
これは「200点コース」だと思いました。ルッツで転倒するまでは。本当に、どうしてあんなことになったのか。すごくいいプログラムなだけに、とても残念。本人がいちばんヘコんでいるだろうけど。すごい選手なのは、僕のような素人にもわかる。でも、その日の出来に左右されちゃうのも、また素人。そんな人間にも、そのすごさを(改めて)ガツン!と知らしめてほしかった。2日前のSPのように。しかし、世界選手権3連覇の偉業はお見事。来季のリーダーも君だ。それにふさわしいパフォーマンスで、フィギュアスケート界をリードしなきゃ。頼むよ、パトリック。

22 ブライアン・ジュベール
そうか、そういうことか。それに回転不足が重なれば、そうなっちゃうか。よいパフォーマンスに感じられただけに、すごく残念。でも、曲のスケールに比べて、滑りだったりプログラム構成だったり、そのへんがやや小さく感じられる部分があったのも事実。それに対するジャッジの評価は、決して悪くないんだな、これが。悪かったら悪かったでシュン…となっちゃうのだけど、この解釈にも悩んでしまう。それがPCS。

23 デニス・テン
ごめんなさい。この期に及んで、フリーは厳しいだろう…と思っていました。しかし、天が遣わした今大会の救世主は、テンだった。…重ねてごめんなさい。でも、本当に本当にすばらしかったです。最初から最後まで。本当に、最後まで躍動してたなー。フリップさえ跳んでいれば…とやっぱり思っちゃう。しかし間違いなく、SPとフリー両方で最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。すばらしく価値のある銀メダル、心からおめでとう。

24 ケヴィン・レイノルズ
今日は跳びきれなかったですね。本人も、それはよくわかっていたような。とても残念だけれど、しかし当初の目標はクリアしました。表彰台に手が届かなかったのは重ねて残念ですが、このメンバーの中で5位に入ったのは、すばらしいことだと思います。ジャンプだけの選手ではない、という認識は、広く浸透したのではないかと。躍進のシーズンを経て、オリンピックシーズンに臨む彼の活躍から、目が離せそうにありません。
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[ 2013/03/17 00:22 ] 12/13終了した大会 | TB(0) | CM(3)
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[ 2013/03/17 01:55 ] [ 編集 ]
こんにちは。私も結果には混乱してしまいました。Tony Wheelerさんというブロガーの方をご存知ですか? 元ジャッジにインタビューされたことが有名で、ジャッジングについての記事が多い方ですが、その方でさえ、ルール通りに採点すると、チャン選手が総合一位になってしまう、と呟かれていました。そしてブログ記事で、演技構成点の専門パネルを設け、5要素の下位項目の採点も提出させる、技術点と演技構成点の両方で転倒へのペナルティを大きくする、といった提案を書かれていました。私も、演技構成点は、今のままだと5要素に分かれている意味が分からないし、転倒で得られる得点も大き過ぎだと思っていました。ソチ後にでも改正が進むと良いですね。
[ 2013/03/18 22:53 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
Tiffanyさん、こんばんは。

> 演技構成点の専門パネルを設け、5要素の下位項目の採点も提出させる

これはかつて藤森美恵子さんがおっしゃっていた「テクニカルとコンポーネンツのジャッジパネルを分けた方が、より正確な判定ができる(ような気がする)」と同じ趣旨の意見でしょうか。僕もこれはいいような気がするんだけどなー。僕が心配するこっちゃないのですが、いまはとにかくジャッジの負担が重すぎるような…。でも、ISUの懐具合も厳しいですからね。難しいのかもしれないけど、一度どうなるか見てみたい、という気持ちはすごくあります。

タロウ
[ 2013/03/20 22:27 ] [ 編集 ]
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