フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

「ISUコミュニケーション第1790号」について (2)

昨日の記事のフォローですが、スピンのいわゆる「8回転」については、こういうことではないかと。ロシアのマキシム・コフトゥン選手の演技を例に。



クロアチア・カップのSPにおける実施は、こんな感じだったのかなと思います。(青字がレベルの特徴)

▽CSSp (判定は「3」)
バックエントランス
シットフォーワード(+8回転
(足換え)
シットビハインド(+8回転

▽FCSp (判定は「2」)
フライングエントランス
キャメル姿勢(+8回転
キャメルサイドウェイズ

▽CCoSp (判定は「4」)
キャメル姿勢
シット姿勢(チェンジエッジ
アップライトフォワード
(足換え)
シット姿勢
同じ足でジャンプ
アップライトストレート

最初のCSSpは、足換え前にバリエーションで8回転以上回っている…ように見えます。足換え後の8回転についても、ギリギリ8回転以上回っている…ように見える。
次のFCSpは、バタフライから通常のキャメル姿勢で8回転以上回っている…ように見えますね。次のバリエーションも特に問題なく見えるので、特徴としては3つ数えられるかと思うのですが、判定は「2」。ということは、フライングエントリーとバリエーションが認定されているとすれば、必然的に前のスピンで8回転が成立していることになる。カウントされるのは、1つのプログラムで1度だけですから。コフトゥン選手がなぜ2つのスピンで8回転を意図した構成にしているかは、また別の問題(※)として。

そう考えた場合、少なくともCSSpで「8回転」は成立している。その他の特徴に問題はないとして、ここからはパターン別に。

両方成立している
この場合、足換え後の8回転はカウントされず。また足換え前にレベルの特徴が3つあることになりますが、片方の足で数えられるのは「2つ」までですから、前2つと後ろ1つで、レベルは「3」に。
前のみ成立している
同じく、足換え前にレベルの特徴が「3つ」あることになりますが、片方の足で数えられるのは「2つ」までですから、前2つと後ろ1つで、レベルは「3」に。
後ろのみ成立している
もしそうだとすれば、レベルは「4」になりますから、これはないと。

今度の変更点は、この両方成立していた場合に、足換え前(1つ目)ではなく「後ろ」(2つ目)を数えてあげましょう、そういうことだと思います。そうすれば、このコフトゥン選手のCSSpのレベルは「4」になるわけです。これは選手に益のある裁定、ですよね。



次は、ブラエオン・シュベルター杯。これはCSSpの足換え前後のバリエーション両方とも、8回転にはギリギリ足りないように見えます(レベル判定は「3」)。なので、次のFCSpにおける8回転(これは回っているように見える)が成立し、レベル「3」の判定になっているのではないかと。



次のファイナルは、どの8回転も成立しているように見えません。ですから、CSSp3&FCSp2になると。ユーロはCSSpの足換え前のみ成立しているパターンで、レベルは同じくCSSp3&FCSp2。世界選手権でようやく、この謎構成の変更がなされています。

ちなみに、以下のフリー(ファイナル)の最後のCSSpが、「一方の足に基本姿勢がない」の例かと。足換え後のシットビハインドの姿勢が、やや腰高(「スケーティングレッグの大腿部が少なくとも氷面と平行」になっていない)なんですね。そのため「レベル1」の判定になっていると思われるのですが、来季からはそれももらえないと。



以上です。この記事についても、取り扱いには十分ご注意を。恥をかくのは僕だけで十分だよ!
(※CSSpの足換え前については、「各足6回転」という要求される最少回転数を意識した結果なのかな?それにしても…なのですが)
関連記事
スポンサーサイト
[ 2013/04/30 20:17 ] ルール関連 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL