フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

【オリンピック】 2強がそれぞれに見せた「強さ」

終わってみれば、各メディアで繰り広げられた事前の予想どおりの展開といいますか、「2強」対決の色彩が濃くなるショートプログラムの結果になったなー。それぞれに「強さ」を発揮したといえる演技だったと思います。

まず先に滑った羽生結弦選手は、強い。圧巻の強さ。ただただ強い。それがすごい。破綻のない、ほぼ完璧な演技だったといえるのでは。本人的にはそうではなかったようですが。しかし、このプログラムの面白いところは、一体どれが本当の振り付けなんだろう?というぐらい、毎回違うトコがあるんだよな。ありますよね? 自分がそう見えるだけかな。
アドリブなのか振り付けなのか、とっさに出たものなのか元からあったものなのか、いくつもプランがあってそのどれもが正解なのか、その時々で見せたいものを出しなさい、あるいはやりたいようにやっちゃいなよ!とか。実際どうかわからないけど、そう見えるというのが大きいことなのかもしれない。そこが魅力というか、魔力というか。

あと昨日よかったなと感じたのは、ジャッジなり観客なりとコミュニケーションをとりながら演技していたように見えたこと。いい会話、やりとりが随所で見られませんでしたか? そこがすごくよくて、得点的にもパフォーマンスとしても、いちばんは間違いなく羽生選手だったと思う。強くて上手くて、見ていてとても微笑ましい、好ましい演技だったと思います。それから100点越えの気持ちよさは、たまりませんでした(笑)。

一方2位につけたパトリック・チャン選手は、よく踏ん張った。耐えて、踏ん張る。今季の彼の強さは、そこではないかと。あいかわらずどこまで伸びるねん!というスケーティングに大きなジャンプ、回転軸や姿勢がまったくブレない、微動だにしないスピン(彼はベーシックな姿勢が本当にきれいだ)、そして無音も見事に表現してみせるステップ。パトリックのベストの演技ではなかったかもしれない、しかしその魅力が十分に伝わるパフォーマンスではなかったでしょうか。

演技後の少しホッとしたような表情が印象的。得点が出る前の表情と、その後の表情も。背負っているものの大きさが垣間見えるようで、でもそこで彼は懸命に戦っている。自分が試されているとも思っているだろうし、でもその立場にいることを誇りに思っていて、そこで自分ができるだけのことをしよう、楽しもうとも思っているだろうし。だろうだろうばっかりですが。
フリーは『四季』。今シーズンのチャン選手は、こちらの方が自信を持っているんじゃないかな? 羽生選手の直後というのは、うーん、どうなんだろう。しかしどうなるにせよ、すごいドラマが見られそうだ。この2人のみならず、最高の戦いになりますように。
関連記事
スポンサーサイト
[ 2014/02/14 20:46 ] 13/14終了した大会 | TB(0) | CM(2)
羽生君のSP振付について
こんにちは。
お邪魔します。

いまごろSPについてのコメントかよって思われそうですが、(^_^;)
羽生君、今季GPF位からかなり振付を変えたりアレンジしたりといううことを、試合ごとにしていると思います。
それは、多分エリックでほぼ完ぺきに近いSPを滑った後、点数が思うように伸びていかず、持越しプロの不利を考えてならどうするか?という事でGPFで大幅にステップやスピンでアレンジをしてみて、ジャッジの反応を試してみたのだろうと思います。
結果は、新記録更新!スピンでのおおきな取りこぼしがあっても100点まであと少しの点数が出ました。

色々なアレンジが試合ごとに加えられている事で、次は何をやってくるのだろう?という持越しプロでも新鮮さを味わえてしまうという怖いプロになってしまいましたね。

羽生君の凄い所として、よくあげられているのが技術の高さであったり、強い精神力であったり、音楽性、土壇場に強い発揮力であったりするのですが、もちろんそこも凄いですが、私は彼が、多分他の選手よりずば抜けていると思うのは、自分の演技を客観視した上で冷静に分析し修正してくる、修正力だと思うのです。
ですから、シーズン初めは結構どの演技も荒いし、見るのがちょっと辛い感じのものが多い気もするのです。じゃ、昨シーズンのスケアメはなんなんだ?と言われたらちょっと辛いですが(^_^;)

つて、安部コーチが、羽生君の事を『努力の仕方が天才』(努力の天才ではなく、努力の仕方が天才)と仰っていたのですが、今になってなるほどなぁと感じます。
正直、フィギアという物に於いての才能という点では、多分高橋選手の方が天才と呼ばれるには近いものがあるかもという気がしますが、(怪我をする前の彼には、その言葉がふさわしい気がするんですよね。)
ただ、世界トップともなると、はっきり言って天才だらけだと思うので、メダルを取るには、その中で突出した何かが必要となってくるのかもしれないです。そして、羽生君のずば抜けた修正力はこれからも大きな武器となっていく気がします。

長文、失礼しました。
[ 2014/02/19 13:22 ] [ 編集 ]
Re: 羽生君のSP振付について
フォレストさん、こんばんは。

> 羽生君、今季GPF位からかなり振付を変えたりアレンジしたりといううことを、試合ごとにしていると思います。
> 色々なアレンジが試合ごとに加えられている事で、次は何をやってくるのだろう?という持越しプロでも新鮮さを味わえてしまうという怖いプロになってしまいましたね。

やはりそうでしたか!おっしゃるとおり、難しかったと思うのですが、鮮度を保って(あるいはさらに増して)このオリンピックという舞台で最高のパフォーマンスをしてみせた羽生選手は、すごい!の一言です。

> 羽生君の凄い所として、よくあげられているのが技術の高さであったり、強い精神力であったり、音楽性、土壇場に強い発揮力であったりするのですが、もちろんそこも凄いですが、私は彼が、多分他の選手よりずば抜けていると思うのは、自分の演技を客観視した上で冷静に分析し修正してくる、修正力だと思うのです。

なるほど。「練習ノート」もそのためのツールのひとつなのだろうな。

> 長文、失礼しました。

いえいえ、興味深く読ませていただきました。コメントありがとうございます!

タロウ
[ 2014/02/22 21:59 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL