フィギュアスケートのアレコレ

フィギュアスケートのアレコレについて語るブログです。

アデリナ・ソトニコワ選手のオリンピック

率直に言って、試合前彼女が勝つとは思ってもみませんでした。力があることは承知していましたが、正直出来不出来のムラがある選手だという印象がありましたし、同じロシアということでいえば、完全にリプニツカヤ選手の方に目がいっていたので。その彼女が活躍した団体戦のメンバーに選はれなかったことが、個人戦に臨む上で一つの大きなモチベーションになったそうで、そういう負けん気の強さ、とてもいいと思います。競技者に必要な要素ではないかと。

しかし、地元でよく力を発揮できたなー。あの応援をまさに力に変えたというか。演技にすごく勢いがありましたし、パワーが感じられましたよね。生き生きと、溌剌としていた。もっとも、洗練された選手だとはあまり思わないし、そういう意味も含めて、プログラムに恵まれているというイメージも僕にはないのですが、そうした諸々を吹き飛ばすものが今大会のソトニコワ選手にはあった。それはもうめちゃくちゃ感じました。やっぱ「パワー」かな、一言で表現するとすれば。

でも、それだけであの高いスコアは出ないわけで、元々すごいんですよね、彼女の得点力は。きれいに降りれば、ジャンプのGOEはいつも高いですし、その多くがハマれば自ずと得点は高くなるというもの。スピンも独創性のあるポジションや実施はすばらしく、リプニツカヤ選手に次いで(得点的に)その力がある選手といってよいのでは。
あと、今大会はステップでレベル4をそろえられたことも大きかった。ステップの判定は素人…というか僕にはホント難しいので、言えることはないのですが。岡部さんの「ないです」「ないです」解説が聞きたいや。この場合は「ある」の方だけど。

コンポーネンツについても、ユーロではコストナー選手とそれほど差がないスコアをマークした実績はあると。ただ、それ自体どうなんだ?と思うところは、僕自身あります。今回の得点も、正直高いと思う。
でも、僕は僕のフィルターを通してしか物事を見られないし、専門家でもなければその見地から絶対評価ができるわけでもなく、あくまでこれまでジャッジが提示してきたもの、それを単に「見て」、よい言い方をすればそれらを蓄えて、いろんな意味で相対的に「感じる」ことしかできないんだよな。ていうか、いまさらごくごく当たり前のことをいうなよって話ですが。どうせそれでもいうんだろと。いってきただろと。グウの音も出ねー。

…なんか残念な感じになってしまいましたが、まあ至って平常運転ではありますけど、以上を踏まえたり踏まえなかったりして、いちばん自分にとってしっくりくるのは、収まりがよいのは、彼女かなと思います。今大会のチャンピオンは。結果をそのまま受け取っただけのことなのですが。素直にすごいな、すばらしいなと思える、2日間の演技だった。上位の選手は、皆さんそうだったんですけどね。でも、本当にいいオリンピックだったと思います。ソトニコワ選手のそれは。その金メダルに、心からおめでとうと言いたいです。
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[ 2014/02/23 21:55 ] 13/14終了した大会 | TB(0) | CM(2)
つきつめるとPCSですかねえ
ソチは外国選手にかなりアウェイ感が…。各国ナショナルから盛大に送られた選手には、あたりまえだけれどギャップというか(汗)特に北米の選手は大変そうに見えました。
そしてロシア選手の得点は、カテゴリー問わず高めと感じました。

ソトニコワ選手の優勝にはびっくりしましたが、私はロシア女子では最もスケーティングができていると思っていて、好きなんです。
ここ数年は難度の高いプログラムを用意して自滅、あるいは苦肉の策で難度を落としてなんとかまとめる…というようなことを繰り返していて、パーフェクトならすごい得点がでるのにと思ってました。
ただプレッシャーには弱いのかなと、期待しすぎると…ああやっぱりかもなと。今回はいろいろ思うところあり発奮したということですかね。うれしい驚きでした。
プログラムに関してはちょっと微妙ですよね。なぜこの謎編曲&謎アレンジと思います。タラソワさんも何考えてるのかと。

リプニツカヤ選手は、ユーロはすばらしかったと思いますが、団体、個人と調子を落としてしまったように見えました。ロシアコールのなかで、叙情的なプログラムをまとめるのも大変そうでしたし。
私が最も疑問だったのはソチでのPCSで、テクニック的にはすごいけれど、スケーティングや表現面ではまだまだ幼く物足りなく感じました。

ヨナ選手は、ブランクあっても変わらぬレベルは驚異的で、あっぱれと思います。ただ4年で採点傾向を変わって来ているし、かつて頂点だった彼女に対し、技術の積み重ねで追いついて来た選手がたくさんいるというのは事実だと感じます。
コストナー選手は、ユーロも今大会のすばらしかったと思います。「相対的」に見てPCSでぶっちぎりでいいのになあと思いました。
採点を巡っていろいろもめてるみたいですが(日本選手が蚊帳の外でほっとしてます)、得点はともかく、私は最終順位に納得しています。

バクーバーの頃、4回転跳んだのに勝てないとなり、今回はパーフェクトなのに勝てないと言う。
そういうことをふまえて、採点方法はマイナーチェンジを繰り返していくのが宿命のスポーツではないかと(笑)
[ 2014/02/24 15:51 ] [ 編集 ]
Re: つきつめるとPCSですかねえ
ニルギリさん、こんばんは。

> ソチは外国選手にかなりアウェイ感が…。

ありましたでしょうか。とにかく、凄まじい地元選手への応援でしたね。

> プログラムに関してはちょっと微妙ですよね。なぜこの謎編曲&謎アレンジと思います。タラソワさんも何考えてるのかと。

笑っちゃいけないのだけど笑ってしまった(笑)。でもたしかにそうなんだよなー。

> リプニツカヤ選手は、ユーロはすばらしかったと思いますが、団体、個人と調子を落としてしまったように見えました。ロシアコールのなかで、叙情的なプログラムをまとめるのも大変そうでしたし。

個人戦の彼女は、見ていて辛いものがありました。しかしよく滑りきりましたよね。よく踏み止まったと。

> ヨナ選手は、ブランクあっても変わらぬレベルは驚異的で、あっぱれと思います。ただ4年で採点傾向を変わって来ているし、かつて頂点だった彼女に対し、技術の積み重ねで追いついて来た選手がたくさんいるというのは事実だと感じます。

相対的に力が落ちて見えた、というところはあったかもしれません。

> コストナー選手は、ユーロも今大会のすばらしかったと思います。「相対的」に見てPCSでぶっちぎりでいいのになあと思いました。

本当にすばらしかったですね!団体も含め、ミスというミスはありませんでしたし。

> そういうことをふまえて、採点方法はマイナーチェンジを繰り返していくのが宿命のスポーツではないかと(笑)

そして総じて見れば、よい方向に進んでいると僕は感じています。

タロウ
[ 2014/02/24 22:35 ] [ 編集 ]
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