それから僕が思ったのは、今度のような事態が生じたとき、自らの責任において「出場させない」と判断できる「誰か」の存在を、期待してはダメなのか…といったことです。現状においても、また今後、という意味においても。そこでは「システム」とでもいうべきもののそれも含め。
今回、僕はうーん…と考えながら見て、うーん…と考えながら見終わって、そしていまだにうーん…と考え続けています。複数の事柄について、「誤解」を生じさせるのではないか。でもそれは「誤解」どころか、この競技のありのままの姿ではないか、といったおそれ。しかしそう感じる自分が「誤解」しているのだ、という、いちばんの疑い。
なんのこっちゃ、ですよね? でも、うーん…なんです。わからない。いろんなことが。わかっているのは、今日の中継の終わりのような空気、僕がそう感じた、ですけど、それを自分がまったく共有できないでいる、ということか。
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今回と前回のエントリー、全て同感です、ほんとに。
交通事故に遭った直後の状態にある人間を、脳が揺さぶられ、全身の骨に信じられないGのかかる行為に何の判断もなく送り出していることが美談だなんて、有り得ない。
この国の感覚が大きく歪んでいることが世界に向けて改めて露呈されただけだと思います。
胸も打っていて、もし仮に肋骨でも折れていて、肺に刺さりでもしたらどうするつもりだったのでしょうか?
今回の演技が何とか終えられたとしても、今後の選手生命も左右されかねない。ひいてはその後の長い人生にもです。
連盟、コーチ、ISU、誰も選手を守るつもりなどないのだと強烈に再確認した瞬間でした。タロウさんの誤解には見えません。これが今のフィギュア界の姿だと思います、もう随分と前から。
当事者の二人をはじめ、全ての選手が守られることを切に願って止みません。途轍もない努力の果てに、素晴らしいものをいつも見せてくれるのですから。
メディアもその敬意を一人一人の選手にもっと持って欲しいです。であれば、あのような報じ方にはならないはず。
色々残念でなりません…。